英雄の旅-力を合わせて挑戦し、つながる — COMOSS 2026 秋季サイクリングツアー 南投一周

后里から日月潭へ。4日間、160kmを超える道のりは、単なる体力への挑戦ではなく、人と人とのつながり、パートナーシップ、チームワーク、そして共に成長するための旅となりました

この秋、COMOSSは毎年恒例の秋季サイクリングイベントを開催しました。
今年のテーマは、「英雄の旅-力を合わせて挑戦し、つながる・南投一周」。
台中・后里を出発し、豊原、霧峰、草屯、中興新村、名間、集集、水里を経て、最終目的地の日月潭へ。
4日間の行程では、市街地、自転車専用道路、田園地帯、そして厳しい山岳区間を走行しました。また、長年のパートナー企業や福祉団体、地域の文化スポットも訪問しました。
この旅を通じて、COMOSSが大切にしている精神を改めて体現する機会となりました。
Link. Challenge. Fun.
人と人をつなぎ、挑戦を楽しみ、仲間と共に前へ進む。
それが、COMOSSのサイクリングに込められた想いです。

一台の自転車から始まる「Link」-パートナーとのつながり

旅の最初の目的地は、台中・后里にある台湾の自転車ブランド、RIKULAU(台湾雲豹)です。
COMOSSにとってRIKULAUは、単なる自転車メーカーではありません。
長年にわたり協力関係を築き、Link、Challenge、Funという価値観を共に体現してきた大切なパートナーです。
今回のサイクリングで使用した自転車もRIKULAUから提供され、台中から南投まで、私たちの旅を共に支えてくれました。
訪問では、自転車の設計、素材、製造工程について学び、特にRIKULAUを象徴するチタン合金フレームの製造技術(Titanium Frame Craftsmanship)について理解を深めました。
チタン合金は、軽量、高強度、耐腐食性、そして快適な乗り心地を兼ね備えた素材です。
一方で、高品質なチタンフレームを製造するためには、素材管理、溶接技術、フレームジオメトリー、製造精度など、高度なノウハウが必要です。
長年にわたり産業用製造と精密接続技術に取り組んできたCOMOSSにとって、今回の訪問は単なる工場見学ではありませんでした。
異なる製造分野同士が技術とものづくりの精神を共有する、貴重な交流の機会となりました。
一見シンプルに見える自転車も、その一台が完成するまでには、素材、設計、製造、品質、そしてユーザーのニーズが緻密につながっています。
良い製品も、良いパートナーシップも同じです。
一つひとつの「つながり」が、全体を支えています。

マリア社会福利基金会の若者たちと再び走る-「同行」が生み出すつながり

もしサイクリングが「英雄の旅」だとするなら、その価値は一人でどれだけ速く走れるかではありません。
大切なのは、仲間と共に前へ進もうとすることです。
今年もCOMOSSは、マリア社会福利基金会(Maria Social Welfare Foundation)の若者たちと一緒にサイクリングを行いました。
基金会の「麻吉サイクリングクラブ」では、長年にわたり、自転車活動を通して若者たちが日常の環境を飛び出し、体力、自信、そしてさまざまな生活経験を積めるよう支援しています。
今年の行程では、COMOSSチームがマリア基金会の台中施設も訪問しました。
基金会の創設者である莊医師から、施設の環境や支援内容、そしてこれまでの活動について直接説明をいただきました。
その時間を通じて、日々のケア、教育、そして長期的な支援の裏側にある多くの努力を、私たちは改めて理解することができました。
その後、COMOSSのメンバーと基金会の若者たちは再び自転車に乗り、共に走り始めました。
そこにいたのは、単なるイベント参加者ではありません。
互いを支えるサイクリングパートナーでした。
速く走れる人もいれば、もう少し時間が必要な人もいます。
前を走って道を示す人もいれば、後方で仲間を見守る人もいます。
「力を合わせて前へ進む」ということの本当の意味は、とてもシンプルです。
誰も、一人でこの旅を走り切る必要はありません。



今年の「Challenge」-距離だけではなく、標高差と自分自身への挑戦

昨年の秋季サイクリングでは、COMOSSチームは約180kmの長距離走行を達成しました。
今年は、これまでとは異なる目標を設定しました。
総距離だけを追うのではなく、より多くの起伏と厳しい登りを取り入れたルートに挑戦しました。
一部の区間では、1日約50kmを走行し、累積標高差は1,000m以上。
参加メンバーにとって、体力、ペース配分、そして精神力が大きく試される挑戦となりました。
長い登り坂で最も苦しいのは、「足が動くかどうか」だけではありません。
疲労を感じたその先で、もう一度ペダルを踏み出せるかどうかです。
自分のペースを調整しながら登る人。
休憩ポイントで仲間を励ます人。
最も苦しい区間で、静かに仲間のそばを走り続ける人。
誰かを待つために立ち止まること。
後ろを振り返り、チームがそろっているか確認すること。
そして、「あと少し」と声を掛け合うこと。
その一つひとつが、チームワークそのものでした。
これこそが、COMOSSが考える Challenge です。
Challengeとは、誰かより強いことを証明することではありません。
困難に直面しても前へ進み続けること。
そして、自分だけでなく、そばにいる仲間と一緒に前へ進むことです。

都市から山へ-自転車だから見える台湾の風景

4日間のルートでは、台中から南投まで、さまざまな風景と文化スポットを巡りました。
大甲溪花樑鋼橋、旱溪サイクリングロード、帝国製糖工場台中営業所から始まり、光復新村、921地震教育園区、中興新村、藍田書院へ。
さらに、集集グリーントンネル、集集堰、明新書院、軍史公園、水里を経て、最後は日月潭へとたどり着きました。
自転車で移動する旅は、車やバスとはまったく異なります。
移動速度が少しゆっくりになることで、坂の勾配、風向き、日差し、気温の変化まで身体で感じることができます。
また、街並み、集落、農地、山々の風景も、より身近に見ることができます。
地図の上ではただの一本の線だったルートが、実際に走ることで、一つひとつの思い出に変わっていきます。







最終地点・日月潭-「Fun」を忘れない旅

英雄の旅、最後の舞台は日月潭です。
最終日には、湖畔を自転車で走り、九蛙疊像、文武廟、水社ダム、向山ビジターセンターなどを巡ったメンバーもいれば、早朝から湖へ向かい、日の出とともにSUP(Stand Up Paddle)を体験したメンバーもいました。
まだ空が明るくなる前、参加者は伊達邵埠頭に集合しました。
安全説明、操作方法のレクチャー、ボード上での練習を経て、湖面へ。
普段よく知る日月潭も、水面から眺めると、まったく異なる表情を見せてくれました。
挑戦した後には、旅を楽しむ時間も必要です。
それが、COMOSSが大切にする Fun です。
仕事にはプロフェッショナルであることが求められます。
挑戦には真剣に向き合う必要があります。
それでも、仲間と笑い、新しいことに挑戦し、共通の思い出をつくることも、チームにとって同じくらい大切です。

Link. Challenge. Fun. それは単なるスローガンではありません

COMOSSにとって、スポーツを企業文化の一部として推進することは、単にイベントを開催することではありません。
スポーツには、仕事にも共通する大切なことを教えてくれる力があります。
誰もがずっと同じスピードで走り続けられるわけではないからこそ、ペースを調整することを学びます。
長距離は最初の勢いだけでは走り切れないからこそ、持久力の大切さを学びます。
上り坂では、一歩ずつ前に進み続けることが必要です。
そして、チーム全員でゴールを目指すためには、待つこと、支えること、そして信頼することが欠かせません。
RIKULAUとのパートナーシップ。
マリア社会福利基金会の若者たちとのサイクリング。
市街地の平坦な道から、累積標高差1,000mを超える厳しい登り。
そして、台中から南投の山々、日月潭へ。
この4日間で私たちが積み重ねたのは、単なる走行距離ではありません。
改めて、私たちは大切なことを確認しました。
Linkは、人と人をつなぐ。
Challengeは、自分たちの可能性を教えてくれる。
Funは、その旅を共にする価値を生み出す。
英雄の旅は、決して一人だけの物語ではありません。
仲間と共に前へ進むこと。
互いを支え合い、挑戦の中でつながりを深めること。
そして、一人ではたどり着けなかった場所まで、みんなで到達すること。
それこそが、本当の英雄の旅です。

COMOSS 2026 秋季サイクリングツアー 南投一周、無事完走

次の旅も、また一緒に前へ進んでいきます。